マ:クルマに関してはまったくシロウトの初音ちゃん。ひょんなことからボク、クマのマーくんが中古車の買い方を教えることになったわけ。前回、喫茶店で作戦会議をしてたら、カンニングをしていたことがばれちゃって、ただいまちょっと信用を失い気味。そんなわけで、初音ちゃんちの近所の中古車販売店にやってきたよ。
初:わーい、はちゅは中古車屋さん、はじめてだぞー。
マ:こんちは〜。見学にきました〜。
初:わー、いろんなクルマがいっぱ〜い。
マ:中古車販売店にある、こういったクルマを飾っておくスペースを「展示場」っていうんだよ。さあここでワンポイントレッスン!! 選んだ販売店が、しっかりとしたお店であるかを確かめるためのポイントを考えてみよう。
初:え〜、レッスンって、マーくんが教え役でほんと大丈夫〜? またこっそり本とか読んでいるんじゃないのかしらん?
マ:ギクッ。あ、あれは間違えやすい法律のこととかを説明したからだよ〜。
初:ほんとに〜?
マ:ほんとほんと!! 何ならほかのクマに聞いてみてよ〜。世界でいちばんクルマのくわしいクマはだれかってさ〜。
初:まあ、ここは友だちとして信じておくわ。それじゃあ、ひとつめのポイントは?
マ:まずは選んだ店舗が展示場をもっているかどうか。これを確かめよう。
初:え? 展示場がないお店なんてあるの?
マ:いまや通販やインターネットでクルマが買える時代だからね。店舗を持たずに販売しているようなお店もたくさんあるんだ。だけど、自分の目でしっかり確認することほど、正確な情報もないよね。
初:そりゃそうよね。
マ:なかには、納車(購入したクルマが持ち主のもとに届くこと)まで購入したクルマを見ることができないなんていうお店もあって、納車されたらイメージとぜんぜん違うクルマだったという例もよくあるらしい。
初:そりゃ、こわいわね。
マ:もちろん、インターネットとかでクルマを買うことが悪いというわけではない。だけど、ネットで買った場合でも、そのお店がちゃんと展示場をもっているお店であるかを確かめておくことに損はないよね。というのも、展示場を持っているということは、信頼のひとつの目安になるんだよ。
初:へー、何で?
マ:展示場を持っているということは簡単に撤退はできないから、その土地に根を下ろしている証拠といえる。つまり、地元のみんなに信頼されているというあかしになるよね。
初:なるほーど。だから、展示場があるお店がいいのね。
マ:つぎに、選んだお店に展示場がある場合は、その手入れが行き届いているかどうかを調べよう。
初:きれいに掃除ができているかどうかってことね。
マ:お部屋にへーきでゴミをちらかしている初音ちゃん。キミにしてはよくわかったね。
初:なによマーくん。そんなことないわよ。根拠もないのに失礼なこといわないでよね。
マ:きのう行ったとき……、ゴミ箱のナカにカビの生えたお菓子、見たよ。
初:きゃー。いわないで〜。
マ:自分の部屋なら許せるけど、たいせつなクルマを買うお店がきたなかったら、ちょっといやな気分になるよね。
初:はちゅはいまがとってもいやな気分よ。ふん。